杉原こうじのブログ2

武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表の杉原浩司の綴るブログです。こちらのブログ https://kosugihara.exblog.jp/ の続編となります。

次期戦闘機第三国輸出の与党合意を許さない! 3.15緊急抗議行動へ

3月7日、公明党本部への申し入れ


次期戦闘機の第三国輸出に関する公明党の幕引きが最終段階に入りました。本日3月14日に所属議員の意見集約を行い、15日の与党政調会長協議で「合意」しようとしています。そのうえで、週明け19日の閣議決定が狙われています。

総理「輸出で価格低減を」日本の武器が世界に?歯止めは 次期戦闘機"輸出解禁"へ
(3月13日、報道ステーション
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000340839.html

かつての公明党は、「PKO5原則」など、妥協する時も不十分ながらも一定の「歯止め」を作らせていました。しかし、今回の「歯止め」なるものは何一つとして歯止めになっていません。「当面、次期戦闘機に限定」は、殺傷能力の高い戦闘機輸出がOKなら、他を止める理由がありません。また、「武器輸出協定」を条件にしたと言いますが、現行の武器輸出も「協定」締結国のみが対象で何ら変わりありません。さらに、「現に戦闘が行われている国は除外」も、停戦すれば輸出でき、輸出した後に虐殺に動くこともあるわけで、意味はありません。加えて、「そのつど閣議決定」も、国会と主権者を無視した独裁的な手法です。

何一つ「歯止め」になっていないのに「我が党が求めていた歯止めについて明確に丁寧に答えていただいた」と述べる高木公明党政調会長には「恥を知れ」としか言いようがありません。この茶番劇に最大級の怒りをもって対峙すべきです。主権者一人ひとりが歴史に試されています。

今まで殺傷武器の輸出に反対する行動はせいぜい50人ほどに留まってきました。本来なら国会周辺が騒然としていてもおかしくないはずです。何のための平和運動かが問われているのではないでしょうか。昼間の行動ですが、動ける方は万難を排してご参加ください。各地でも抗議の取り組みを!

公明党幹部に抗議のFAXを!

山口那津男代表 FAX 03-6551-0806
高木陽介政調会長 FAX 03-5251-3685
石井啓一幹事長 FAX 03-3508-3229

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◆次期戦闘機第三国輸出の与党合意を許さない! 3.15緊急抗議行動

殺傷武器の最たるものである次期戦闘機。公明支持層の63%が「一切認めるべきではない」の回答(3月初旬、共同通信世論調査)なのに、日本からの第三国輸出を公明党が容認へ。15日にも与党の政調会長協議で合意しようとしています。主権者や国会を無視した「閣議決定」が厳格な歯止めになるはずがありません。支持率20%の岸田裏金内閣に勝手に決められてはたまりません。「死の商人国家」絶対反対!の声を緊急に、国会に向けて届けます。ぜひご参加ください!

日時:3月15日(金)11時~11時30分
場所:衆議院第2議員会館前(永田町駅国会議事堂前駅
※プラカードなど持参歓迎
<呼びかけ>
STOP大軍拡アクション TEL 090-6185-4407
ふぇみん婦人民主クラブ TEL 03-3402-3244
平和をつくり出す宗教者ネット TEL 090-1853-1446
STOP改憲・北区の会 TEL 090-1266-8645 

 

 

大分弾薬庫反対のゲストを招いて~大軍拡と基地強化にNO!3.16防衛省行動&集会

敵基地攻撃ミサイルを保管する弾薬庫が新設されようとしている大分・敷戸弾薬庫


岸田裏金政権は、「12式地対艦誘導弾能力向上型」(三菱重工が小牧北工場で開発・量産)など憲法違反の敵基地攻撃ミサイルの弾薬庫を、陸上自衛隊大分分屯地に建設しようとしています。また、湯布院駐屯地には、12式地対艦誘導弾能力向上型を運用する新部隊も設置されます。人権も国際人道法も無視した暴挙に対して、地元住民が立ち上がり反対運動が始まっています。

3月16日午後、「大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会」の池田年宏さんをお招きして、防衛省行動と集会を行います。貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

<ネット署名開始!> ※署名し、広めてください!
陸上自衛隊大分分屯地(敷戸弾薬庫)の大型弾薬庫建設工事の中止と計画の撤回を求めます。
https://www.change.org/yespeacenomissile

<好評発売中!>
【最新パンフ】「新たな『安保3文書』にもとづく2024年度大軍拡予算案を批判する!」
https://kojiskojis.hatenablog.com/entry/2024/02/28/202638

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◆大軍拡と基地強化にNO!3.16防衛省行動&集会

3月16日(土)
12時30分 防衛省正門前集合(JR市ヶ谷駅または四ツ谷駅から10分)
13時 申し入れ行動

14時30分~ 集会
会場:あうるすぽっと3階会議室B(有楽町線東池袋駅直結)
https://www.owlspot.jp/access/
ゲスト:池田年宏さん(大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会)
資料代:500円

岸田政権は、昨年度を上回る大軍拡予算の成立に突き進み、琉球弧の先制攻撃拠点化・要塞化と共に、「継戦能力」の向上を理由に九州をはじめ、全土的に弾薬備蓄増強などの基地強化を進めようとしています。軍拡予算反対の声を防衛省に突きつける防衛省行動と共に、「大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会」の方のお話を伺い、基地強化反対の闘いを展望する集会を開催します。ぜひ、ご参加ください。

【主催】大軍拡と基地強化にNO!アクション2023
<呼びかけ団体&連絡先>
有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
 北部労働者法律センター気付 TEL・FAX 03-3961-0212
立川自衛隊監視テント村 TEL・FAX 042-525-9036
パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
 TEL 090-3509-8732 FAX 047-456-5780
武器取引反対ネットワーク(NAJAT) 
 メール anti.arms.export@gmail.com
 TEL 090-6185-4407(杉原)
 ツイッター https://twitter.com/AntiArmsNAJAT/
 Facebookページ https://www.facebook.com/AntiArmsNAJAT/

国立西洋美術館でアーティストらが川崎重工と西洋美術館に抗議!

エルビット・システムズ、IAI、Uvisionがイスラエルの軍需企業


3月11日、国立西洋美術館初の現代美術展の内覧会にて、「展覧会出品作家有志を中心とする市民」による抗議行動が行われました。国立西洋美術館のオフィシャルパートナーである川崎重工株式会社に対し、イスラエルの武器(殺人ドローン)の輸入取りやめを要求。また、国立西洋美術館に対しては、川崎重工に対してイスラエルの武器の輸入・販売の取りやめを早急に働きかけるよう訴えました。

飯山由貴さんによる抗議表明とともに巨大な横断幕とコール、チラシ散布、その後ろではダイ・イン、さらには無言のパフォーマンスも。横断幕は美術館の外に向かっても掲げられました。

あり得ない大虐殺が起きている時に、西洋美術館のスポンサーがあり得ない武器輸入で儲けようとしている時に、アーティストや市民が異例の抗議行動を行うのは当然のことです。今回の抗議を断固支持します。西洋美術館は川崎重工に抗議を。川崎重工は殺人ドローン輸入から早く手を引け!

以下、写真も豊富ですので、ぜひご覧ください!

<参考>
国立西洋美術館で飯山由貴らアーティストがパレスチナ侵攻に抗議、美術館パートナーの川崎重工に訴え。遠藤麻衣と百瀬文の抗議パフォーマンスも(3月11日、Tokyo Art Beat)
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/protest-nmwa-news-202403

国立西洋美術館初の現代美術展にて、飯山由貴ら出品作家有志を含む市民が、同館オフィシャルパートナーの川崎重工によるイスラエルからの武器輸入に対して抗議(3月11日、ARTiT
https://www.art-it.asia/top/admin_ed_news/245449/

国立西洋美術館パレスチナ人虐殺反対のパフォーマンス、公安による介入も
川崎重工に対して展覧会参加アーティストなど一部有志が企図(3月11日、TimeOut)
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/nmwa-stopgenocide-031124

飯山由貴がイスラエルパレスチナ侵攻とスポンサーの川崎重工に抗議。国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」記者内覧で(3月11日、美術手帖
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/28608

国立西洋美術館の館内ロビーでアーティストの遠藤麻衣と百瀬文も抗議パフォーマンスを(3月11日、美術手帖
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/28611

国立西洋美術館パレスチナ侵攻などに抗議 企画展の出品作家ら(3月11日、朝日)
https://asahi.com/articles/ASS3C71JBS3CULZU00W.html

出品作家、ガザ侵攻に抗議活動 国立西洋美術館、警察が監視(3月11日、毎日)
https://mainichi.jp/articles/20240311/k00/00m/040/290000c

◆「買って応援」ではなく「止めて連帯」を!
ガザを殺すな 3.8国会正門前行動での杉原のスピーチ全文
https://kojiskojis.hatenablog.com/entry/2024/03/09/225616

◆「殺人ドローン輸入中止を」と抗議を!
川崎重工
問い合わせフォーム
https://www.khi.co.jp/corporate/contacts/
<東京本社>
TEL 03-3435-2111
FAX 03-3436-3037
<神戸本社>
TEL 078-371-9530
FAX 078-371-9568
https://www.khi.co.jp/corporate/network/
※札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇に支社。各地に工場あり。

【署名を!】ファナックはイスラエルの“死の商人”に武器製造ロボットを売るな!(3/22提出)

イスラエルの軍需企業ベット・シェメシュ・エンジンズ(BSEL)の工場で使用されているファナック製ロボット

アメリカのスクラントン陸軍弾薬工場内のジェネラル・ダイナミクス社による製造レーンで155ミリ砲弾の製造に使用されるファナック製ロボット

イスラエル軍の155ミリ榴弾砲を製造するイギリスの軍需企業BAEシステムズの工場で使用されるファナック製ロボット

 

日本企業ファナックFANUC)のロボットが、イスラエルのエルビット・システムズやIAIなど最大手軍需企業や、ガザ虐殺の砲弾を製造する米英の軍需企業の工場で使われています。虐殺の現場に最も近い日本企業と言えます。現在、パレスチナBDS民族評議会(BNC)からの要請を受け、ネット署名が始まっています。

山梨本社への提出まで2週間を切りましたが、現時点で8800筆とまだまだ足りません。虐殺への加担をやめさせるため、ネット署名へのご賛同、および拡散をお願いします!

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ファナックイスラエルの“死の商人”に武器製造ロボットを売るな! #StopFANUCNow

◆署名はこちらから↓ (短時間で可能です)
https://chng.it/KhgbQmM6Yb

◆提出日は3月22日(金)

<参考>
2月24日放送のネット番組「日本でパレスチナのためにしたこと・できること~イスラエルの兵器と日本の関係」(D2021×CLP)の中で、ファナックの問題点について
BDS National Committee(BNC)のShir Heverさん 37分10秒~1時間11分30秒
BDS Japan Bulletinの今野泰三さん 1時間11分40秒~1時間23分05秒
が解説されています。ぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/live/WRI2m5t0mg8

ファナックは全国各地に支社・支店があります。ぜひ取り組みを!
https://www.fanuc.co.jp/ja/profile/sales/index.html
(日野、名古屋、大阪、北海道、東北、筑波、前橋、越後、白山、中国、広島、九州)

-----------<署名本文より>-------------

ファナックは、パレスチナ虐殺に加担しているイスラエルの“死の商人”に、武器製造ロボットを売るのをやめてください!

 ファナック山梨県に本社を置く、世界シェア第2位の産業用ロボット製造企業です。ファナックは自社のロボットなどを、イスラエルの最大手軍需企業エルビット・システムズやIAI、その他の軍需企業に販売しています! 今まさにパレスチナ人の虐殺に加担している“死の商人”たちの工場で、日本企業のロボットが武器製造に使われているのです。

 エルビット・システムズとIAIは、イスラエルのトップ1と2の軍需企業であり、パレスチナ人を虐殺しているイスラエル軍に武器を供給しています。両社はガザで民間人の殺害に使われている戦闘ドローンや陸上装備の大半、ガザ・ヨルダン川西岸・東エルサレム全域で使用されている監視ドローン、国際法違反(※1)であるアパルトヘイト・ウォール分離壁)の部品を製造しています。そのような軍需企業の工場でファナックの製品が使われています!

 また、イスラエル軍の戦車や戦闘機のエンジンを製造しているBSEL社、エルビット・システムズやIAIなどの顧客向けに武器関連部品を製造し、組み立てを行っているAMI社、イスラエル軍のライフルの部品などを製造しているローゼンシャイン・プラスト社といった他のイスラエルの軍事企業でもファナックのロボットが使われています!

 さらに、イスラエル軍がガザの空爆で最も使用しているMK-80型爆弾や、砲撃で多用している155ミリ榴弾砲の大半を製造するアメリカのジェネラル・ダイナミクス社をはじめ、今まさにパレスチナ人を虐殺するための砲弾や爆弾を供給しているアメリカやイギリスの軍需企業の工場でも、ファナックのロボットが使われています!

 2023年10月7日以降のイスラエル軍によるガザ攻撃では、複数の人権団体から戦争犯罪国際法違反が指摘(※2)されています。さらにイスラエルはジェノサイド防止条約に違反しているとして国際司法裁判所(ICJ)で提訴されており、2024年1月にICJはイスラエルに対して、ジェノサイド(集団殺戮)を防止するためのあらゆる措置を講じることを暫定的に命じています。

 ファナックを使って武器を製造するイスラエルや米英の軍需企業は、イスラエル軍に武器を供給している点で、ジェノサイド犯罪の共犯にあたる可能性が高いといえます。

 ファナックがロボットを販売して協力を続ければ、これらの“死の商人”たちは安く効率的にパレスチナ人を虐殺し、人権を奪う武器を製造することができます。それはすなわち、ジェノサイド犯罪、戦争犯罪アパルトヘイト犯罪に日本企業のファナックが加担していると見なされるということです。

よって私たちはファナックに対し、以下のように求めます。

1.今すぐにエルビット・システムズやIAIなどのイスラエル軍需企業への、自社製品の販売と保守点検などのサービスの提供をやめ、今後二度と直接的または間接的に取引をしないこと

2.今すぐにジェネラル・ダイナミクスなどのイスラエル軍向けの砲弾やミサイルを製造する米英軍需企業への自社製品の販売とサービス提供をやめ、今後二度と直接的または間接的に取引をしないこと

 ファナックは、自社の「人権方針」である「会社の事業に関連するビジネスパートナー等が、人権に負の影響を及ぼす行動に関連している場合には、これらのパートナーや関係者に対し、人権を侵害しないよう働きかけます」「会社の事業が、人権に負の影響を及ぼす、またはそれに関与していることが明確である場合は救済に努め、必要な苦情処理等の仕組みを構築します」を遵守し、人権侵害を直接支援しているエルビット・システムズなど軍需企業各社への製品の販売と保守点検サービスの提供を即刻停止してください。 

ファナックの人権方針(制定 2019年7月29日) 
https://www.fanuc.co.jp/ja/sustainability/policy/pdf/humanrightspolicy.pdf

 また、自社の「基本理念」である「組織の腐敗、企業の衰退は不透明から始まる」ことを念頭に置き、イスラエルパレスチナ人虐殺に加担している上記以外の軍需企業にも自社製品を販売している場合は、その情報を全て公開したうえで、取引関係を全て解消してください。

エルビット・システムズと協力覚書を結んでいた日本企業の伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライは、ICJの暫定措置命令を受け、2024年2月中に協力覚書を終了すると発表しています(注:日本エヤークラフトサプライはエルビットの殺人ドローンの輸入代理店を継続中)。ファナックも後に続いてください。

2024年3月22日(金)に、私たちはこの署名簿を提出します。

ファナックは、パレスチナ人の虐殺に加担しているイスラエル及びアメリカ・イギリスの軍需企業各社への自社製品の販売と保守点検サービスの提供を停止すると可及的速やかに発表してください。

その発表があるまで、ファナック製品に対するボイコットやファナックに対する投資引き上げを含むグローバル・キャンペーンを行ないます。

連絡先:BDS Japan Bulletin
bdsjapan.bulletin@gmail.com

〈賛同団体〉
Palestinians of Japan
武器取引反対ネットワーク(NAJAT)
パレスチナ>を生きる人々を想う学生若者有志の会

[注釈]
※1 2004年、国際司法裁判所による違法認定勧告
https://www.un.org/unispal/document/auto-insert-204033/

※2 以下にその一例
アムネスティ・インターナショナルは2023年10月に封鎖がガザの住民に対する集団懲罰で戦争犯罪に当たると指摘し、市民への無差別空爆国際法違反であると指摘している。
https://www.amnesty.or.jp/news/2023/1027_10098.html

ヒューマン・ライツ・ウォッチは2023年12月にイスラエル政府が市民に対し飢餓を武器として使用しており戦争犯罪に当たると指摘している。
https://www.hrw.org/news/2023/12/18/israel-starvation-used-weapon-war-gaza

◆署名はこちらから↓
https://chng.it/KhgbQmM6Yb

「ガザを殺すな!3.8国会正門前行動」での杉原のスピーチ全文です

ガザを殺すな!3.8国会正門前行動で

 

「ガザを殺すな!3.8国会正門前行動」での杉原のスピーチ全文です

ガザを殺すな!3.8国会正門前行動
https://www.youtube.com/live/yf5c2t1xmDI

◆杉原のスピーチは 49分~53分50秒 になります。

<発言者(代読を含む)>
小原隆治/吉田はるみ/野村説/大椿ゆうこ/山岸一生/福島瑞穂/杉原浩司/ゆうり/野坂弘/山添拓/タティアナ/打越さく良/並木麻衣/戸田翔/ハニン/アイーダ

<「ガザを殺すな!3.8国会正門前行動」での杉原のスピーチ全文>

イスラエルの殺人ドローン輸入を潰そう~「買って応援」ではなく「止めて連帯」を

 杉原浩司(NAJAT代表)です。2月20日の市民による防衛省との交渉とその後の追加質問によって、恐るべき事実が明らかになりました。防衛省が日本の輸入代理店を通じて、イスラエル無人攻撃機、殺人ドローンの輸入を企てているのです。

 ほとんどが自爆型ドローンである小型機では、2月末で協力覚書を終わらせた日本エヤークラフトサプライがイスラエル最大の軍需企業であるエルビット・システムズの、海外物産がやはり軍需大手のIAIの、住商エアロシステムがUvisionのそれぞれ輸入代理店となり、より大型の多用途機では、川崎重工がIAIの輸入代理店となっています。

 3月末までイスラエルで実証試験を行わせ、報告書を出させて絞り込んで、4月以降の「しかるべき時期」に本格導入を決めると言います。この実証試験だけで約100億円もの税金が使われています。

 これはまさしく「買って応援 虐殺加担」です。日本は官民一体でジェノサイド支援にのめり込むという恥ずべき姿をさらしています。しかも、選んだのは今年1月。ガザでジェノサイドと民族浄化が起きているのを知りながら決めた確信犯です。

 イスラエルの「死の商人」の売り文句は「実戦で証明済み」です。日本が輸入しようとしているのは、今この瞬間もガザや西岸で人体実験を行い、パレスチナ人の命と引き替えに開発してきた、血のしたたるような武器なのです。

 伊藤忠は(エルビットとの)協力覚書を終了する理由に、イスラエルに対してジェノサイドを起こさないためのあらゆる措置を取るよう求めた国際司法裁判所(ICJ)の仮保全命令をあげました。イスラエルとの武器取引がジェノサイドの共犯に当たると認めたのです。日本企業と防衛省の殺人ドローン輸入は、ICJに公然と敵対する犯罪行為です。

 税金による虐殺への加担を許せば、私たち主権者の手も血に染まります。それは取り返しのつかない歴史的汚点になるでしょう。武器を「買って応援」ではなく、「止めて連帯」こそが必要です。

 そもそも、本来なら日本政府は、イスラエルに対して、「日本イスラエル投資協定」の凍結や「日本イスラエル武器・技術に関する秘密情報保護の覚書」の凍結などの制裁を行って、停戦や封鎖の解除などを強く迫るべきです。残念ながらそのはるか手前に日本政府は立っています。それを許しているのは、主権者とその代表である国会議員、そしてジャーナリズムです。

 これは絶対に止めるべき案件です。ここに来られた国会議員が本気になれば、そして、ここに来られた参加者すべてが本気になれば、殺人ドローン輸入は止められるはずです。

 国会議員は必ず国会で質問し、追及してください。市民は輸入代理店と防衛省、木原防衛大臣に対してFAX、メール、電話、ハガキを。そして、防衛省や輸入代理店、もう一度言います。日本エヤークラフトサプライ、海外物産、住商エアロシステム、川崎重工の本社と全国の支社前でのアクションなど、あらゆる手段を使って、プレッシャーをかけましょう。メディアは大至急、この問題を大きく取り上げてください。

 私たちには力があります。伊藤忠を止めたように、必ず殺人ドローン輸入を止めましょう!

【緊急】公明党は次期戦闘機の第三国輸出に最後まで反対を!3.7党本部申し入れ行動へ

3月6日午後のフジテレビのニュースより

3月6日の朝日新聞より

 

◆「次期戦闘機の第三国輸出に最後まで反対を貫いてください」の声を大至急届けてください↓

高木陽介政調会長 FAX 03-5251-3685
山口那津男代表 FAX 03-6551-0806
石井啓一幹事長 FAX 03-3508-3229

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【緊急】
公明党は次期戦闘機の第三国輸出に最後まで反対を!
3.7党本部申し入れ行動

3月7日(木)
14時にJR信濃町駅改札外に集合
14時15分~14時45分
公明党本部前でアピールし、要請書も提出。

 次期戦闘機の第三国輸出に関して、ついに公明党が幕引きモードに入りました。3月5日の参議院予算委員会での岸田首相の答弁を、山口公明党代表が「かなり丁寧に答弁された」と評価。そして本日6日、「月内にも合意の方向」と報じられました。今まで何度となく繰り返されてきた光景がまたしても再現されつつあります。
 岸田首相の「戦闘機の輸出は国益」との答弁は、「日本製の武器で他国の人々が殺されても、日本の軍需企業の儲けを優先する」との姿勢を明言したものであり、「死の商人国家」宣言に他なりません。公明党がこれを容認すれば、「平和の党」を自らの手で終わらせることになるでしょう。
 緊急ですが、公明党本部を訪れ、「妥協するな」「堕落するな」と声をぶつけたいと思います。ぜひご参加ください!

自公が次期戦闘機輸出の容認について月内にも合意の方向で調整 イギリス・イタリアと共同開発(3月6日、FNNプライムオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/757f9d79b1ce721b26cc7a70ee3b1974c8d2e2fb

次期戦闘機の輸出解禁、公明が態度軟化 山口氏が首相答弁を評価(3月5日、朝日デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS356RY1S35UTFK009.html

岸田首相、次期戦闘機を輸出できないと「防衛に支障」と主張 直接輸出は「国益」とも…公明党は慎重姿勢(3月6日、東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/313322

<呼びかけ>
STOP大軍拡アクション TEL 090-6185-4407
ふぇみん婦人民主クラブ TEL 03-3402-3244
平和をつくり出す宗教者ネット TEL 090-1853-1446
STOP改憲・北区の会 TEL 090-1266-8645

【大拡散希望】イスラエル製攻撃型ドローン候補機の輸入代理店が判明しました!

攻撃型ドローン候補機の輸入代理店一覧(イスラエル以外は豪州と日本)

イスラエル製の攻撃型ドローンの候補機5種(Choose Life Projectより)

 

さる2月20日防衛省イスラエル製の攻撃型ドローン(無人攻撃機)の導入に向け、候補機を選定して実証試験を行わせていることが明らかになりました。

ガザでのジェノサイドの最中の1月に選定した候補機7機中の5機がイスラエル製であり、3月末までの実証試験に約100億円の税金が使われています。これはあまりにも露骨な大虐殺への加担です。

そして、3月4日にはイスラエル製の5機の輸入代理店も判明しました。エルビット・システムズとの「戦略的協力覚書」を2月末で終了させた日本エヤークラフトサプライが、しっかりエルビットの輸入代理店になっています。他にも海外物産、住商エアロシステム、川崎重工の3社が以下のように輸入代理店契約をしています。

<小型機>
◆エルビット·システムズのSkyStriker→日本エヤークラフトサプライ
◆IAIのROTEM L→海外物産

◆IAIのPointBlank→海外物産
◆UvisionのHERO-120→住商エアロシステム

<多用途機>
◆IAIのHeron MKⅡ→川崎重工

※他に小型機では豪州のDefendtexのDrone81を丸紅エアロスペースが、多用途機のSUBARUVTOLSUBARU自身が担当しています。

日本が官民一体で大虐殺への加担を恥じないところまで堕落していることに、戦慄を覚えます。主権者の責任において、なんとしてもこの契約を撤回させなければいけません。

◆さっそく「イスラエル製の人殺しドローンの輸入中止を」と抗議の声を届けてください!  本社や支社前での行動も取り組んでいきましょう。

【日本エヤークラフトサプライ】
問い合わせフォーム
https://www.nasco.co.jp/contact.html
TEL 03-5368-5200
FAX 03-5368-5201
HP https://www.nasco.co.jp/j_profile.html

【海外物産】
TEL 03-5860-9300
FAX 03-5860-9305
HP https://kaigaibussan.co.jp/company/company/
※名古屋に中部支店あり

住商エアロシステム】
問い合わせフォーム
https://www.sc-aero.co.jp/contact/
TEL 03-6551-2074
HP https://www.sc-aero.co.jp/company/about.html
※名古屋に中部支社あり

川崎重工
問い合わせフォーム
https://www.khi.co.jp/corporate/contacts/
<東京本社>
TEL 03-3435-2111
FAX 03-3436-3037
<神戸本社>
TEL 078-371-9530
FAX 078-371-9568
HP https://www.khi.co.jp/corporate/network/
※札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇に支社。各地に工場あり。

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<木原防衛相、防衛省にも抗議の声を!>

木原稔防衛大臣(国会事務所)
FAX 03-3508-3970

防衛省
メールフォーム https://www.mod.go.jp/j/form/goikenbako.html

 

<経過と問題点はこちらを参照>

【撤回を!】防衛省無人攻撃機の導入候補にイスラエル製多数を選定!

https://kojiskojis.hatenablog.com/entry/2024/02/25/214212