杉原こうじのブログ2

武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表の杉原浩司の綴るブログです。こちらのブログ https://kosugihara.exblog.jp/ の続編となります。

【緊急集会】<参議院で徹底審議を!>経済安保が社会を壊す


【緊急集会】
参議院で実質審議を!>
経済安保が社会を壊す

民間企業の従業員にも身元や思想にかかわる調査を義務づける「セキュリティ・クリアランス」を含む、経済版の秘密保護法というべき法律が、衆議院で、十分な議論もされないまま、通過してしまいました。

多くの野党も、「反対の声が広がっていない」などとして賛成してしまっています。この法案の問題点を共有するため、専門家の分析を聞き、議論します。

4月25日(木)
午後5時開会(午後4時30分開場)
※午後4時30分よりロビーにて通行証を配布します。
参議院議員会館・講堂(永田町駅
参加費無料
<報告>
井原 聰(東北大学名誉教授)
海渡雄一(弁護士)
天笠啓祐(ジャーナリスト)
坂本雅子(名古屋経済大学名誉教授)
主催:経済安保法に異議ありキャンペーン 090-6185-4407
協賛:地平社 03-6260-5480

           https://chiheisha.co.jp

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<当日、会場にて販売します>

【緊急出版】
『経済安保が社会を壊す』
(島薗 進、井原 聰、海渡雄一、坂本雅子、天笠啓祐/地平社)

<経済政策の「安保化」―専門知による批判>
政治・外交のみならず、経済、そして社会に侵出しつつある「経済安保」。その名の
もと、何が起きているのか。
市民的自由や平和的生存権に与えるインパクトを可視化する。「セキュリティ・クリ
アランス」を導入する法案をふまえた緊急出版。

もくじ
序章 なぜいま経済安保を問題にするのか 島薗 進
1章 経済安全保障とは何か 井原 聰
2章 秘密国家化と民間統制 海渡雄一
3章 日本の経済安全保障政策と米国の対中国・軍事経済戦略 坂本雅子
4章 経済安保・エネルギー安保・食料安保 「安保」の名のもと戦争体制へ 天笠啓祐
おわりに 海渡雄一

島薗 進/東京大学名誉教授。大正大学客員教授龍谷大学客員教授上智大学
リーフケア研究所元所長。
井原 聰/東北大学名誉教授。科学史・技術史。
海渡雄一/弁護士。日本弁護士連合会事務総長など歴任。現日弁連秘密保護法・共
謀罪対策本部副本部長、秘密保護法対策弁護団共同代表。
坂本雅子/名古屋経済大学名誉教授。日本経済史。著書に『財閥と帝国主義』な
ど。
天笠啓祐/ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。日本消費者連盟
顧問。

……(国会での論戦を通じて)この法律の秘密指定の範囲のあいまいさ、適性評価によるプライバシー侵害の可能性、国としての監督制度の欠如が浮かび上がってきている。
 いずれにせよ、この法律をめぐる論戦は始まったばかりである。島薗進氏による経済安保問題の俯瞰、二〇二二年の経済安保法の法案審議の際に衆・参の参考人意見公述で反対の論陣を張られた井原聡氏と坂本雅子氏による最新の論考、さらに、近い将来に経済安保分野に飲み込まれてしまう可能性のある食糧・エネルギー分野の安全保障を論じた天笠啓祐氏の論考を含む本書は、この法律の問題の深みと広がり、そして「経済安保」という政策が日本の民主主義の未来に与えるインパクトを迅速に、かつ詳細に伝える武器となるものと確信する。
(本書、海渡雄一氏による「あとがき」より)