7月27日夕方、新宿駅東南口広場で連続して行われるアクションをご案内します。<日米共同島しょ戦争訓練「レゾリュート・ドラゴン」の中止を!~琉球弧軍事植民地化に抗う7.27新宿アクション>と<「広島市は8/6平和式典にイスラエルを呼ぶな!新宿アクション>です。
酷暑の中ですので、暑さ対策をして、ご無理のないようにご参加ください。
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◆日米共同島しょ戦争訓練「レゾリュート・ドラゴン」の中止を!
ー琉球弧軍事植民地化に抗う7.27新宿アクションー
https://shimajimastanding.blogspot.com/2024/07/727.html
7月27日(土)
18時~19時頃
JR新宿駅東南口広場
※19時~20時は引き続き同じ場所で「広島市は8/6平和式典にイスラエルを呼ぶな」のアクションがあります。
〈呼びかけ〉
島じまスタンディング ishiisugito@gmail.com(石井)
STOP大軍拡アクション 090-6185-4407(杉原)
※「レゾリュート・ドラゴン24」と称する米海兵隊と陸上自衛隊の軍事訓練:7月28日(日)~8月7日(水)、山口県、熊本県、大分県、佐賀県、沖縄県で実施予定。
◆昨年12月24日、沖縄島で、嘉手納基地所属の米兵が16歳未満の少女を車で連れ去り性的暴行をした。
このことが、今年6月16日の沖縄県議選が終わり「慰霊の日」も過ぎた後、6月25日の報道で明らかになった。アメリカと外務省と警察が半年間隠ぺいしていた。そして7月3日までにさらに4件、昨年から今年にかけて起こった米兵や米軍関係者による沖縄県内での性的暴行事件が明らかになっている。
1945年以降沖縄県は、とくに沖縄島は、アメリカの軍事植民地だと言われてきた。このような痛ましい事件が繰り返し起こり、アメリカ当局と日本政府は加害者を守ってきた。こんなことをいまだに、私たちは終わらせることができていない。
◆日本とアメリカによる軍事植民地化が、沖縄をふくむ琉球弧全域に広がっている。
琉球弧の軍備強化、自衛隊の「南西シフト」によって、変わっていく島じま。その急激な変化は、自然や生活環境が破壊され軍事施設が造られさらに増強・拡張されていく、ということに留まらない。基地外への軍事行動の拡大、民間空港・港湾の軍民共用化、土地規制法の区域指定、自衛隊の地域への浸透、「有事」の避難計画や防空壕の設置計画など…公共空間のあり方から人びとの内面にいたるまで、あらゆる領域で島じまは変化を強いられている。
それは、島じまを守るためでも、日本を守るためでもなかった。西太平洋地域におけるアメリカの覇権・「自由で開かれたインド太平洋」陣営の勢力圏を守る戦争態勢の要所として利用するために、あるいは軍事緊張そのものを琉球弧周辺に圧縮し維持するために、島じまを奪い、または騙しとって、壊し、つくり変え、日米両政府がそこでしても良いと考える戦争に「最適化」する作業が進められている。
◆日米両軍がそこでしても良いと考える戦争を具現化するものとして「レゾリュート・ドラゴン」は始まった。
「敵の射程圏内」と想定する琉球弧の島じまに少人数の部隊が分散展開し、移動を繰り返し残存性を高め「持久戦」を持ちこたえながら、敵艦や敵地をミサイル攻撃する…というような「日米の新たな作戦構想(自衛隊の領域横断作戦〝CDO〟と米海兵隊の機動展開前進基地作戦〝EABO〟)」を融合一体化させる国内最大規模の実動訓練として、2021年12月にその1回目が行われた。
4回目となる今回は、昨年11月沖縄に発足した「第12海兵沿岸連隊」(〝EABO〟を実行する中核となる部隊)や、今年3月に勝連分屯地(沖縄県うるま市)に発足した第7地対艦ミサイル連隊が初めて参加し、与那国島、石垣島、宮古島、沖縄島、九州島と山口県で、過去最大規模で行われようとしている。
◆「石垣島で米軍と共同訓練する計画は、全くございません」
と、基地建設着工直前の2019年2月13日、住民説明会で、伊藤晋哉沖縄防衛局企画部長(当時、現局長)は明言した。しかし石垣駐屯地開設からわずか半年後の昨年10月に石垣島で日米共同訓練が行われ、今回も行われようとしている。
石垣島と与那国島の市民団体は、日米共同訓練の中止を求める声明を発表している。
◆新宿アクションにぜひご参加ください。
琉球弧軍事植民地化をまさに体現する軍事行動が、次の戦争を準備するものとして、島じまを踏みにじって行われようとしている。こんなことは、もう終わらせたい。軍事植民地化を終わらせることを、私たちは引き受けなければならないと思います。そのことを東京の真ん中で訴えます。
【重要資料】
グラウンドルール および
《資料1・米兵による性的暴行事件について》
《資料2・「レゾリュート・ドラゴン」について》は以下の後半をご覧ください。
https://shimajimastanding.blogspot.com/2024/07/727.html
<参考>
社説:レゾリュート・ドラゴン 露骨な戦争準備、威嚇だ(7月23日、琉球新報)
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3289546.html
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◆広島市は8/6平和式典にイスラエルを呼ぶな!新宿アクション
7月27日(土)
19時~20時
新宿駅東南口広場
東京・新宿でも、以下の趣旨で抗議アクションを呼びかけます。
呼びかけ=東京・埼玉・広島の市民有志
植松青児/東京在住、被爆3世
古川徳浩/埼玉在住
広瀬ケーナ/広島在住、元・広島市平和記念資料館職員
連絡先 uematsuseiji@gmail.com(植松)
1
私たちは、広島市が2024年8月6日の平和式典に、イスラエル大使を招待したことに抗議します。
これまでも、広島市はイスラエルを8.6平和式典に招待し続けてきました。1948年以来パレスチナの人々に暴力を振るい続けてきたイスラエルを招待してきました。そして、今もパレスチナの人々を殺し、とりわけ子どもを殺し、病院を爆撃し、生活基盤を破壊し、飢餓の危機に追い込んでいるイスラエルを招待する「平和式典」とは、いったい何なのでしょうか。
もしイスラエルが核兵器を使用したら、招待を止めるのでしょうか。言い換えれば核兵器を使用しない限りは、どれだけ人々を殺戮し踏みにじっても、招待を続けるのでしょうか。
2
問題はそれだけではありません。
なぜ、東京にある駐日パレスチナ常駐総代表部を招待しないのでしょうか。
なぜ、現在進行形で殺され、集団的飢餓にさらされ、生存を脅かされている人々の声を聴く姿勢を採らないのでしょうか。
なぜ、痛みを想像しようとしないのでしょうか。
なぜ、「広島から『平和』を発信する」のみの姿勢に固執するのでしょうか。
「国際平和文化都市」を標榜しながら、パレスチナの人々、ウクライナの人々、ミャンマーの人々の痛み、そして広島で被爆した旧植民地出身の人々の痛みに耳を傾ける姿勢は採らないのでしょうか。
3
そして広島には(他の都市と同じく)差別があり、レイシズムがあり、人権を保障されない移民や難民の人々がおり、貧困があります。「観光コース」の外側にさまざまな「非平和」があるのです。さらには、約50年にわたって「侵略の拠点」であり続けた軍都・広島の歴史と加害責任もあります。
これらに目を背けながら、「平和」をまるで観光資源のように扱う広島市が本当に「国際平和文化都市」を標榜できるのでしょうか。平和を発信し創造する拠点になりうるのでしょうか。
4
2023年のG7広島サミットの共同声明は、抑止力の名のもとに核保有を肯定しました。今年のG7ベネチアサミットの共同声明はイスラエル支持を明言しました。今回の広島市のイスラエル招待は、明らかにこれらと歩調を合わせるものです。私たち市民が求める「平和」と、G7や広島市が唱える「平和」は、同じものでしょうか。
私たち市民が求める平和は、G7や広島市が小さく切り縮め、歪めてしまった「平和」とは、明らかに大きく異なるものです。殺す側、殺す者たちを支える側が唱える「平和」という言葉が何を覆い隠し、人々をどこへ誘導しようとしているのか、これからも私たちは見破り、告発していく必要があります。
7月27日19時より、新宿駅東南口で抗議アクションを行います。新宿で、そしてそれぞれの時間にそれぞれの場所で、抗議の声を上げましょう。