杉原こうじのブログ2

武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表の杉原浩司の綴るブログです。こちらのブログ https://kosugihara.exblog.jp/ の続編となります。

2024年度大軍拡予算概算要求を質す!11.21防衛省交渉


防衛省は、2024年度予算の概算要求で、2023年度当初予算を1兆1千億強も上回る7兆7285億円も要求しています。辺野古米軍新基地建設費用や米軍再編等の経費等を加えると、その額はさらに大きくなります。しかも、単年度の要求額では新規後年度負担が隠されています。

◆岸田政権は、2024年度の防衛費の財源の一部を、年金特別会計に納付すべき4.6兆円の「税外収入」から捻出しようとしています。このことは、軍拡優先―福祉・医療の切り捨てを如実に示しています。今や防衛予算は、現代版の「臨時軍事費特別会計」と化していると言わざるを得ません。

◆概算要求の中身を見ると、12式地対艦誘導弾能力向上型の開発、製造態勢の拡充など、「敵基地反撃力」という名の「敵地先制攻撃力」を代表する「スタンド・オフ防衛力」の増強を図ろうとしています。早くも2025年度からのトマホークの一年前倒し導入も、報じられています。「能動的サイバー防御」を念頭に置いた要員増強など、「宇宙・サイバー・電磁波領域」の軍拡も止まるところを知りません。指揮統制・情報関連機能では、常設統合司令部設置が目玉です。要求額の伸び率が大きいのは、輸送艦隊増強や、与那国島の港湾整備・宮古島の空港滑走路延長など「機動展開能力・国民保護」、弾薬・ミサイルの確保、司令部の地下化など「持続性・強靭化」、イージス・システム搭載艦の建造など「統合ミサイル防衛能力」です。

◆このような軍拡予算要求について、防衛省を質す交渉を行います。是非、ご参加ください。

日時 11月21日(火)15時~16時30分
会場 衆議院第1議員会館第2会議室(国会議事堂前駅
※14時30分から衆議院第1議員会館ロビーにて入館証をお渡しします
主催:大軍拡と基地強化にNO!アクション2023
<呼びかけ団体&連絡先>
有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
 北部労働者法律センター気付 TEL・FAX 03-3961-0212
立川自衛隊監視テント村 TEL・FAX 042-525-9036
パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
 TEL 090-3509-8732 FAX 047-456-5780
武器取引反対ネットワーク(NAJAT) 
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