<大軍拡予算にNO!を 防衛省交渉>
2月20日(火)
10時30分~12時
10時~ ロビーで通行証配布
参議院議員会館102会議室(永田町駅)
※敵基地攻撃ミサイル量産、統合司令部設置、琉球弧の更なる軍事化、弾薬庫の拡大、次期戦闘機開発など問題山積です。
主催 大軍拡と基地強化にNO!アクション2023
<呼びかけ団体&連絡先>
有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
北部労働者法律センター気付 TEL・FAX 03-3961-0212
立川自衛隊監視テント村 TEL・FAX 042-525-9036
パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
TEL 090-3509-8732 FAX 047-456-5780
武器取引反対ネットワーク(NAJAT)
メール anti.arms.export@gmail.com
TEL 090-6185-4407(杉原)
ツイッター https://twitter.com/AntiArmsNAJAT/
Facebookページ https://www.facebook.com/AntiArmsNAJAT/
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◆戦傷医療について
1.輸血用血液製剤の確保・備蓄に0.3億円が計上されている。
23年10月に「防衛省・自衛隊の戦傷医療における輸血に関する検討会」が設置され、24年1月29日の第5回有識者検討会に提言書(案)が出された段階だと承知している。
1.1同日提出された資料3の6ページに掲載されている図について、お尋ねする。
1 全国の自衛隊病院等で採血→24年度中に採血を実施するのか否かを明らかにされたい。
2 本土で地域ごとに集積→「地域ごと」とは、何処とどこを予定しているか明らかにされたい。
3 中継拠点へ航空機等で輸送→「中継拠点」とは何処と何処か。
4 島嶼部で輸血→「島嶼部」とは何処と何処を指すか。
1.2 血液製剤は、奄美駐屯地、瀬戸内分屯地、宮古島駐屯地、石垣島駐屯地には備蓄しないという理解でよいか。また、これらの駐屯地内に常設の診療所はあるか、医官および薬剤官、看護官は何名配置されているか明らかにされたい。
1.3図にある「師団収容所」とは、どのようなものか。自衛隊法のどの条項を根拠に設置されるのか。
1.4「師団診療所」ではなく「師団収容所」とした理由は何か。
1.5「師団収容所」を設置した場合、厚生労働大臣への届け出は必要と考えているか、不要と考えているか、明らかにされたい。
1.6輸血は医療行為と理解しているが、自衛隊の医官が診察して輸血を実施するという理解でよいか。
1.7「第一線救護衛生員」は、2017年以来、これまでに何人認定したか。また、「第一線救護衛生員」が実際に、気管切開などの手術をした例はあるか。
2.野外手術システムの整備に3億円が計上されている。
2.1『自衛隊装備年鑑』によれば、「野外手術システム」は手術車、手術準備車、滅菌車、衛生補給車の4台の構成とあるが、これを新規に何セットか購入する予定か明らかにされたい。それとも、現有車両の維持費か。
2.2また、野外手術システムを利用して手術を実施した例は、これまで何例くらいあるか、明らかにされたい。
3.「戦傷者の後送間救護能力の強化」として、「遠隔医療支援用器材の取得」に3億円、「航空搬送医療器材に等の取得」に4億円が計上されている。具体的にどのような器材を購入する予定か、明らかにされたい。
◆共同訓練について
4.日米豪比指揮所演習(YS)にかかる費用を明らかにされたい。また、24年からフィリピンを加えた理由を説明されたい。
4.1フィリピンにこれまでに無償供与した、固定翼航空機およびヘリコプターの部品の種類と数量を明らかにされたい。
4.2フィリピンに円借款を供与して建造した巡視船・巡視艇は、22年6月に就役した「メルチョラ・アキノ」(総トン数2260トン、全長96.6m)以外にもあるか。
◆イージスシステム搭載艦及び「いずも」型護衛艦の改造について
7. イージスシステム搭載艦の建造等(2隻;3731億円)が計上されている。
その内訳を明らかにされたい。
7.1三菱重工業、ジャパンマリンユナイテッドなど国内の造船所と契約予定の金額
7.2米国などから輸入する装置、部品などの金額
7.3米国などから輸入するイージスシステムなどの金額
7.4レーダーは米国のロッキード・マーチン社のSPY-7を購入したが、そのメンテナンス費用(年間維持費)はいくらと想定しているか。
8.「いずも」型護衛艦の改造
8.1「かが」の改造工事は完了したか。艦首の形状変更など大規模な改修工事が行われたが、
24年1月までにかかった費用を明らかにされたい。
8.2「かが」の第2次改修は、いつからの予定か
8.3「いずも」の第2次改修費用は、423億円と「世界の艦船」24年1月号にあるが、これで正しいか。
◆火薬庫の新設・増設について
「火薬庫の整備」に232億円が計上されている。
9.1新設する火薬庫の場所、および棟数を明らかにされたい(北海道の多田分屯地、宮崎県のえびの駐屯地、沖縄訓練場などが報道されている)。11月15日の防衛省との意見交換では、「令和6年度概算要求においては、34施設を対象としているが、これらの対象施設については、予算編成過程において精査する」という回答であった。
9.2増設する火薬庫の場所と、それぞれの棟数を明らかにされたい。
9.4横須賀には「横須賀弾薬補給調整所」があり、22年に比与宇地区に大型火薬庫2棟が完成した。防衛省が予算計上しているミサイルを見ると、艦艇に搭載するミサイルとしては、トマホーク巡航ミサイル、弾道ミサイル迎撃用ミサイルSM-3ブロックⅡA、対艦・対空ミサイルSM-6、12式地対艦誘導弾能力向上型のうち艦発型がある。さらに、火薬庫を増設する計画があるかどうか明らかにされたい。
10防衛省は2020年8月28日付で「自衛隊の火薬庫の特別検査について」という文書を発表し、2019年11月29日から2020年4月17日まで、当時自衛隊が保有していた1401棟の火薬庫に対して特別検査を実施し、うち27棟が保安距離不足であったことを明らかにした。
その後、こうした特別検査を実施しているか。特別検査は毎年実施すべきと私たちは考えるが、防衛省の見解はどうか。
◆自衛隊法第95条の2による米軍等の武器等防護について
11.2023年の実施例について、明らかにされたい。また、それに要する費用があれば、明らかにされたい。
11.1領土、領海、領空を超えた場所で実施したことはあるか。
11.2防空識別圏を超えた場所で実施したことはあるか。
11.3これまで、防護にあたった自衛隊の航空機、艦艇が発砲したことは、一度もないという理解でよいか。
◆ミサイルの購入
12 弾道ミサイル迎撃用ミサイルSM-3ブロックⅡAは、20年度予算で301億円計上されていたが、23年2月13日の防衛省との意見交換では、「現時点では納入されていない」という回答であった。
12.1その後納入されたか、納入予定時期を明らかにされたい。
12.2 SM-3ブロックⅡAは、23年度予算では595億円が計上されていたが、米国との契約は完了しているか。また、納入予定はいつか。
12.3 SM-3ブロックⅡAは、23年度予算では595億円が、24年度予算では699億円を計上。予算額は104億円上昇しているが、これは調達弾数の増加によるものか、調達弾数は変わらず、物価の上昇、為替の変動によるものか、あるいは、直接的な調達費以外の費用が発生したか、その辺りの事情を明らかにされたい。
13.1 艦艇に搭載する対空・対艦ミサイルSM-6は、22年度202億円が計上されていたが、23年2月27日に米海軍省と108億円で契約したと情報公開されている(JM2040)が、予算と94億円もの差が生じたのは、どういう理由からか。23年度は136億円が計上されていたが、契約は完了しているか。
13.2 SM-6は24年度予算では、357億円と予算額が大幅に上昇している。いかなる事情によるか明らかにされたい。
14.1 12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型・艦発型・空発型)の「製造態勢の拡充」に480億円が計上されている。23年度予算には「地発型は、早期部隊配備のため量産を開始」939億円が計上されていた。
23年度早々の4月3日、三菱重工業と「12式地対艦誘導弾能力向上型」1040億5230万円、さらに初度費693億6930万円で契約したと情報公開されている(JM2040)が、この金額に間違いはないか。
14.2 それなのに、24年度予算でさらに「製造態勢の拡充」に480億円が計上されたのはどうしてか、明らかにされたい。
15. 2月7日のしんぶん赤旗によれば、防衛省は、陸上自衛隊が保有するイスラエル製の武器の「一例として」、「捜索用音響測定装置」をあげたという。同装置の納入年度および製造メーカー、輸入代理店名を明らかにされたい。また、「一例」以外の自衛隊が保有するすべてのイスラエル製の武器名、納入年度、製造メーカー、輸入代理店名を明らかにされたい。
16. 次期戦闘機の日英伊共同開発が始まっているが、英伊などが共同開発した戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」を英伊が海外に輸出した実績(相手国、機数)をすべて明らかにされたい。
17. 2023年度予算において試験導入されると見られる無人攻撃機について、「小型攻撃用UAVの運用実証」(30億円)として、以前の報道では、候補機としてイスラエルIAI社製の自爆型ドローン「ハロップ」、米エアロ・バイロメント社製の「スイッチブレード」があげられていた。2023年度内に実証機が決定されるとされているが、現時点でどうなっているか。また、「多用途・攻撃用のUAVの運用実証」(69億円)として、米ジェネラル・アトミクス社製の「MQ9」(リーパー)やトルコ製の「TB2バイラクタル」が候補機と報じられていた。こちらについても明らかにされたい。
以上